13日の宮城県石巻市訪問翌日、向かったのは岩手県陸前高田市にある米崎中学校と米崎保育園。
なぜ、この2校を訪問したのか。
なぜ、この2校だったのか。
それは、Facebookを通して私にメッセージが届いたことがきっかけでした。その方は、陸前高田市にある災害ボランティアセンターに勤務する伊藤さん。彼は生まれも育ちも陸前高田市で、 自身も被災に合い、津波で親戚の方々を亡くされたそうです。
頂いたメッセージにはこう書かれてありました。
「僕の母校である米崎中学校は去年、卒業式をきちんと迎えてあげれず、視聴覚室でひっそりと行われました。中学校の体育館は遺体安置所になり、校舎は地震の影響で閉校し、小学校で皆勉強してきました。」
「今年の卒業式は体育館で行えることができ、震災の傷跡、心に傷を覆った卒業生に新しい人生のスタートをきってほしく思い出を残してあげたいのです。子どもたちを支える保護者のみなさんや先生たちにもエールを送ってもらえれば嬉しいです。」
彼の気持ちはとても強く、あたたかなものでした。
私にできること。
誰かのためになれたり、一人でも笑ってくれたらそれだけでいい。そういう気持ちを大切にしていきたい。
卒業式を迎えた生徒は28名。生徒の中には親族を亡くされた生徒さんもいました。
思いっきり楽しみたい。思いっきり笑ってほしい。思いっきり泣けばいい。
そして、あたらしい一歩が踏み出せるから。
そういう気持ちで歌い、一緒に「We can go!」
「私たちは未来へ行ける」
皆さんの素敵な笑顔を見ることができホッとしました。
生徒たちに贈ったプレゼント。
「なんくるないさぁオリジナルヘッドフォン」
音楽って、辛いときや悲しいとき、嬉しいとき、楽しいとき、常に自分の人生に寄り添っていた気がします。曲を聞けば、当時の風景や思い出が蘇ったり。写真みたいに残せたりはできないけど、記憶の中でずっと生きている、生き続けている気がするのです。
彼らにもそう感じてもらえるように、このヘッドフォンで自分が好きな曲をたくさん聞いてほしいと
願いを込めて贈らせていただきました。
4月からは高校生になる彼らを心から祝福し、これからも応援したいと思います。そして在校生には、陸前高田の想いを胸に素敵な米崎中学校を築いていってほしい
回歸迷妹日常
- Mar 26 Mon 2012 01:50
☆ elly 2012年03月25日 私にできること(陸前高田市米崎中学校)
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