11月16日に発売した「なんくるないさぁ」のCDの収益の一部を被災地にいる子どもたち、お母さんたちに笑顔やエールをできることをしようと考えて約4ヶ月。
3月13日と14日に宮城県石巻市と岩手県陸前高田市に行きました。
スタッフと計5名で車で走ること6時間?7時間?
ようやく宮城県石巻市に到着しました。
一日目は宮城県石巻市にある「ひより幼稚園」に訪問しました。
この幼稚園は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、震災時、帰宅途中のバスが津波に流され園児が亡くなりました。そして遺族の方たちがこの幼稚園を訴え、裁判になったと報道されました。
http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_hiyori.html
その事を知ったときは、とても胸が苦しかった。
震 災が引き起こした悲しみは、両方を傷つけてしまったと。こんなことがなければ、両方とも傷つくことはなかったのにと。我が子を亡くした悲しみははかりしれ ないと思います。心からご冥福をお祈りします。もう二度とこういう悲劇を招かないように、今回のことを教訓して、学校側も保護者も一丸となり、愛する我が 子を守っていきたい。
幼稚園の一階には、亡くなられたお友達の遺影があり、好きだったお菓子や好きなキャラクターなど置かれて、私はただただ涙を流しながら手を合わせました。
「これから、お友達のところに行ってきます。お空からお歌を聴いててね」
そう言い残し、2階で待っている子どもたちの所へ。
どうして、この「ひより幼稚園」に行こうと思ったのか。
私にできること。
それは、今、在籍している子どもたちや親御さんたち、先生たちに「ひより幼稚園にいてよかったね」と少しでもいい思い出になってくれればと思いました。
天国にいるお友達にも、そう思った。
収益金でプレゼントしたものは、
「パーランクー」
これは、沖縄の太鼓で、沖縄舞踊エイサーにも使われる太鼓です。私も小さいとき、幼稚園でパーランクーでエイサーを踊っていました。
私の出身地は沖縄。
遠く離れている沖縄から笑顔を、と思ったのがきっかけで、Twitterなどから皆さんの声を募集し、楽器をプレゼントしたいなと思いました。
当日は絵本「ころがってごらん」の読み聞かせをしました。そして児童全員に絵本「ころがってごらん」をプレゼントしました。絆や繋がる事の大切さをメッセージとした「ころがってごらん」を子どもたちに感じて育ってほしかったからです。
当日は、子どもたちや保護者、先生たちを楽しく歌い、踊ることが出来ました。
「なんくるないさぁ」を歌って、私もお母さんたちも涙を流しました。
みんな口には出しませんでしたが、震災で受けた傷は深く、まだまだ続いていくのだと。
私たちはこれから先もずっと震災のこと、震災に遭われた方達の思いを忘れてはいけません。
そう感じた石巻市の訪問でした。
回歸迷妹日常
- Mar 24 Sat 2012 01:51
☆ elly 2012年03月23日 私にできること(石巻市ひより幼稚園)
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